目の前に広がる夜景の、その灯りの一つ一つを数えて、みんな生きてるんだな、なんて。たまには。僕はある女の子に『何もしないからおいで』とか言ってベッドに誘い、それでもちろんやっぱり、ちゃんとした。チェイサー代わりにスコッチをストレートで水みたいに飲んで、朝起きれば迎え酒にエッグ・ビールかブラディ・マリーを飲んだ。鏡に向かって髭を剃りながら自分に言い聞かす毎日。 大丈夫、俺は大丈夫。 だって俺は爆弾だから。 俺はいつだって新しい。

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